So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

「つきまとう影」10 都通研 美代子冊子 [2004年 都通研 冊子「つきまとう影」]

2004年 7月8日 東京都障害者通所活動施設職員研究会 第2回研修会 講演冊子10
                                  
この話は、都通研口演会で配布した内容です。ブログでも公開したのですが、何故か再三の
ブログ強制削除の対象になった文章です。改めて読んで見ると、私達のレベルの自閉症つまり
アスペルガー症候群の特徴がギッシリ、濃密に詰まっているのでさらに分かり易く解説する事に
します。
本当に極少数のアスペルガー症候群の子供に接し、何か不思議な感覚を確かめたくてこのサイトに
辿り着いたさらに少数の教育者に向けて書きます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・続き

実は逆なのです。
私に言わせれば、殻をまとっているのは、むしろ正常な人の方なのです。




今からそれをご説明します。



自閉症以外の人は誰でも外側に「自己意識」という強固な要塞があり、
これで外界の刺激から身を守っています。



この要塞は「ココロ」が作り出す

   『はこれが好き、これを選ぶ。なぜなら』
   『はこれが嫌い、これは拒否する。なぜなら』
   『がこれを諦めたのは、きっと~だったから』
   『こうしたのは、多分~だったから』等々



といったもの集合体で出来ています。
この選択基準の差こそが、すなわちその人の個性です。



極端に厚い人もいれば、ペラペラに薄い人、中には歪んでいる人もいますが、
大体は程々の厚さです。



はこの要塞の内側で、居ながらにして「好き」なものだけを取り入れ
嫌い」なものは拒絶します。


結果、そこは自分が自分でいられる安全な基地となります。



やむなく外界に出るときには、この要塞の基本性能を有した、いわば外出用バトルスーツ
まといます。



これが「役割演技」です。



内部環境要塞と同等に保たれ、外部刺激マイルドにコントロールされています。 



ちょっとあなたの要塞の中のワードローブを覗いてみて下さい。


隅っこに、ごっこ遊び=役割演技の子供版、将来の予行演習)の時に着た、

ウルトラマンやら、小さなお母さん、お巡りさんのバトルスーツがありますね?
同じくバトルスーツを着込んだ友達と一緒に楽しく遊んだでしょう?



はこのバトルスーツに守られ、それ越しに、同じくバトルスーツを着た人と、外界でガツンガツン
優雅に「ココロ」をぶつけ合っている訳です。 



自閉症にはココロ」がありませんからこの要塞、自己意識が作れません


いわば、なま身が剥き出しで、外界の強い刺激に晒されている状態です。



これでは堪らないので、仕方なく人工的な要塞を築きます。


例えば
外界との接触を断つ直接間接共に人としゃべらない
「ココロ」があったなら標的としたであろう物(当然「気持ち」と「理由付」とを二つながら欠く)
常に手に持つといった、
要塞には程遠い垣根程度のささやかなものです。



バトルスーツなど見たこともありません。
あちこちで拾い集めてきた型紙で、見よう見まねでこしらえた、外出用の粗末な着ぐるみを着て、
恐る恐る出掛けるのです。



すると「近所の隣人」のバトルスーツを着た人がさっそうと寄って来て

『ダメよ、家にこもってばかりいちゃ』とか、
『あなたは自閉症じゃないと思う。現に私だって云々』とアドバイスされます。



私は、
『てやンでぇべらぼうめ、バトルスーツ着てむき身の自閉症に喧嘩売ってンじゃねぇやい、
 こちとら着ぐるみでいっ! ちったあ手加減しやがれ』


と、すごんで見せるのですが、
笑顔が固定された分厚いかぶりもので、声はくぐもり、手には風船と、まるで迫力に欠ける姿です。



しかもくやしいことに、その返答聞いてようよう一年後にしか出てこないのです!

続く・・・
クリックお願いします→にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アスペルガー症候群へ
にほんブログ村

ご面倒でももう一つ →
アスペルガー症候群ランキング
Scan0058.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:育児

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。